インテルCPUの世代一覧と調べ方 — 型番の数字で第何世代かを見分ける手順

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中古パソコンを選ぶとき、Windows 11に対応しているか知りたいとき、あるいはマザーボードやメモリを買い足すとき。最初に必要になるのが「このCPUは第何世代か」という情報です。この記事は2026年10月時点の情報をもとに、インテルCPUの世代を型番の数字から読み取る方法と、世代ごとの一覧をまとめたものです。

結論から言うと、世代は型番の中の決まった位置に書かれています。CPU名さえ分かれば、1分もかからずに判別できます。ただし、Core Ultraや「i」の付かないCore、PentiumやCeleronは読み方が違うため、その違いもあわせて説明します。

目次

手順1 — 自分のCPU名を確認する

世代を読む前に、まずCPUの正式な名前が必要です。インテルの公式サポート記事も、世代を確認する前にプロセッサー名を調べるよう案内しています。Windows 11なら、次のどれか1つで十分です。

設定アプリで見る

スタートボタンから設定 → システム → バージョン情報と進みます。「デバイスの仕様」のプロセッサ欄に、「Intel(R) Core(TM) i5-10210U CPU …」のような形でCPU名が表示されます。

タスクマネージャーで見る

Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開き、パフォーマンス → CPUを選びます。グラフの右上にCPU名が出ます。

PowerShellで名前だけを取り出す

文字をコピーして調べたいときは、PowerShellの次の1行が便利です。

Get-CimInstance Win32_Processor | Select-Object Name

メモリ容量やBIOSの情報まで一度に見たい場合は、PCスペックの確認方法 — Windows 11でCPU・メモリ・BIOSを3つの画面で調べるで3つの画面の違いを整理しています。

手順2 — 型番のどこが世代なのかを読む

インテルの公式サポート記事によると、Core iシリーズの世代は「i9」「i7」「i5」「i3」のすぐ後ろの数字で示されます。読み方は桁数で2通りに分かれます。

  • 第9世代まで:ハイフンの後の先頭1桁が世代。例:i7-8650U → 「8」なので第8世代
  • 第10世代から:ハイフンの後の先頭2桁が世代。例:i7-13700K → 「13」なので第13世代

迷いやすいのがノートパソコン用の型番です。i5-10210Uは数字が5桁ですが、先頭の「10」が世代で、残りの「210」は同じ世代の中での製品番号にあたります。先頭が「1」だからといって第1世代と読まないよう注意してください。第10世代以降は、まず先頭2桁を見るのが基本です。

インテルCPUの型番から第8世代・第13世代・第10世代・Core Ultraシリーズ2を読み取る早見表

もう一つの目安として、インテルの公式ページは第12世代を高性能コアと高効率コアを組み合わせたハイブリッド構造を初めて採用した世代と説明しています。第12世代以降かどうかで設計が大きく変わる、と覚えておくと便利です。

インテルCore iシリーズの世代一覧

インテルの公式サポート記事に載っている型番の例を、世代ごとに並べました。右端の列は、マイクロソフトが公開しているWindows 11でサポートされているインテル製プロセッサの一覧に、その世代のCore i3〜i9が載っているかどうかです。

世代 型番の例(インテル公式) 世代を示す数字 Windows 11の一覧
第14世代i9-14900K先頭2桁「14」掲載あり
第13世代i7-13700K先頭2桁「13」掲載あり
第12世代i7-12700K / i9-12900HX先頭2桁「12」掲載あり
第11世代i9-11900H / i5-11400F先頭2桁「11」掲載あり
第10世代i7-10700K / i5-10210U先頭2桁「10」掲載あり
第9世代i9-9900K / i5-9300H先頭1桁「9」掲載あり
第8世代i7-8650U / i5-8600先頭1桁「8」掲載あり
第7世代i5-7200U / i3-7350K先頭1桁「7」掲載なし
第6世代i5-6400T先頭1桁「6」掲載なし
第5世代i7-5650U先頭1桁「5」掲載なし
第4世代i3-4300U先頭1桁「4」掲載なし

マイクロソフトの一覧でCore i3〜i9がそろって載っているのは第8世代から第14世代までです。第7世代以前で例外的に載っているのは、ハイエンド向けの「Core 7000Xシリーズ」などごく一部に限られます。中古パソコンを選ぶときは、まず型番の数字が8以上かどうかを見る、というのが手早い判断方法です。

なお、一覧はWindowsの提供のたびに更新され、同じ設計原則を満たす後の世代は一覧に明記されていなくてもサポート対象とみなす、とマイクロソフトは説明しています。

末尾のアルファベットの意味

型番の最後に付くアルファベット(サフィックス)は、世代ではなく製品の性格を表します。インテルの公式ページに載っている主なものは次のとおりです。

文字 主な用途 意味
Kデスクトップ高性能でロックが解除されたモデル
Fデスクトップ別途グラフィックボードが必要なモデル
KFデスクトップKとFの両方の性格を持つモデル
Tデスクトップ消費電力を重視したモデル
HX / Hノートノート向けの最高性能クラス(HXはロック解除)
Pノート薄型軽量ノート向けの性能
U / Yノート省電力(Yはさらに省電力)
G1〜G7ノート内蔵グラフィックスの等級

たとえばi5-11400Fなら「第11世代・デスクトップ用・グラフィック機能なし」と読めます。F付きのCPUは画面を映すのにグラフィックボードが必須なので、中古のCPU単体を買うときは特に見落とさないようにしましょう。グラフィックボード側の確認はグラフィックボードの確認方法 — GPUが2つ表示される理由と使う側を指定する手順で説明しています。

Core Ultraと「i」のないCoreの読み方

最近のパソコンでは「Core i7」ではなく「Core Ultra 7」や「Core 7」と表示されることがあります。この場合は「第○世代」という数え方ではなく、シリーズで区別します。

  • Core Ultra:インテルの公式ページによると、型番(SKU番号)の数字が世代を表します。たとえばCore Ultra 7 288Vは先頭が「2」なのでシリーズ2です。
  • 等級:Core Ultraは9・7・5、「i」のないCoreは7・5・3で性能の段階を表します。
  • 最新世代:インテルはCore Ultra シリーズ3を2026年1月に発売すると発表していました。

Core Ultraの末尾には、ノート向けのH・U・V、デスクトップ向けのK・F・KF・Tが付きます。読み方は前の表と同じ考え方で大丈夫です。

あわせて読みたい:CPU温度の確認方法 — wmicが使えなくなったWindows 11での4つの手順

世代の数字が出てこないCPU

型番を見ても世代が読み取れないCPUもあります。故障や表示の不具合ではありません。

  • Pentium・Celeron・「インテル プロセッサー」:インテルの公式ページは、これらのブランドには世代を示す数字が含まれないと明記しています。
  • Xeon:世代の読み方はCoreブランドだけに当てはまり、Xeonには適用されません。
  • AMD Ryzen:メーカーが違うため、この記事の読み方は使えません。

こうしたCPUのWindows 11対応を調べたいときは、マイクロソフトの対応プロセッサ一覧でシリーズ名(例:セレロンN4000シリーズ)を探すのが確実です。

世代が分かったら次に確認すること

世代が分かると、部品を買い足すときの判断がしやすくなります。CPUの世代によって使えるマザーボードやメモリの規格が変わるためです。

まず、マザーボードのチップセットがそのCPUに対応しているかを見ます。チップセット名の調べ方と対応CPUの見分け方は、メインボード チップセット確認方法 — 型番からの見分け方・対応CPU・BIOS・実機チェックまで完全ガイドにまとめています。メモリを増設する場合は、DDR4かDDR5かも事前に確認しておきましょう。

ひとつだけ注意

同じ世代でも、末尾のアルファベットが違えば用途も性能もまったく別の製品です。中古品を比べるときは「世代」と「末尾の文字」をセットで見てください。正確な仕様は、インテルの製品仕様ページで型番を検索すると確認できます。

よくある質問

i5-10210Uは第1世代ですか、第10世代ですか

第10世代です。インテルの説明では、第10世代以降は「i5」などの後ろに2桁の世代番号が続きます。先頭の「10」が世代、残りの「210」が製品番号です。

Windows 11に対応しているのは第何世代からですか

マイクロソフトの対応プロセッサ一覧では、Core i3〜i9は第8世代から第14世代までが掲載されています。第7世代以前は、Core 7000Xシリーズなど一部を除いて掲載されていません。

Core Ultraは第何世代と呼べばよいですか

Core Ultraは「第○世代」ではなくシリーズで数えます。型番の先頭の数字がシリーズを表し、たとえばCore Ultra 7 288Vはシリーズ2です。

型番の最後にFが付くCPUは何が違うのですか

インテルの公式ページによると、F付きのモデルは別途グラフィックボードが必要です。CPU内蔵のグラフィック機能で画面を映すことはできません。

CeleronやPentiumの世代はどう調べればよいですか

これらのブランドの型番には世代を示す数字が含まれていません。シリーズ名(例:N4000シリーズ)で調べ、Windows 11対応はマイクロソフトの一覧で確認してください。

まとめ

インテルCPUの世代は、「i7」などの直後の数字を見れば分かります。第9世代までは先頭1桁、第10世代からは先頭2桁です。Windows 11の対応プロセッサ一覧にCore i3〜i9がそろって載っているのは第8世代以降なので、中古パソコン選びではまず「8以上か」を確かめると判断が早くなります。Core Ultraや「i」のないCoreはシリーズで数え、PentiumやCeleronには世代の数字がない。この3つの読み分けを覚えておけば、ほとんどのインテルCPUは型番だけで見分けられます。

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